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1986~1987年

映画「ガンヘッド」の構想は1986年の夏にサンライズの山田哲久プロデューサーが社長の山浦栄二氏に 「戦闘機兵0(モビル・ファイターゼロ)」の企画書を提出したことから始まりました。 小説「ガンヘッド1」(会川昇著)のあとがきによると、「アメリカ国内で極秘に開発された、 最新兵器、コードネーム「ゼロ」。ある緊急事態のために、南米の密林に飛んだロボット兵器「ゼロ」は、 そこで同様のロボット兵器数台と出会い、空に地に死闘を繰り広げることになる!」 という内容だったそうですが、討議を重ねた結果ボツとなり、 会川氏が書いた大量のプロットを経て「機動都市コマンドポリス」という近未来の都市を舞台に 警察に配備されたロボットがテロリストのロボット犯罪と戦うストーリーの企画が完成し、 東宝にはこの企画が通ったようです。しかし「ロボコップ」の上陸、また似たような設定のビデオアニメ (私は「機動警察パトレイバー」のことではないかと想像しています)の噂もあるということで、 「コマンドポリス」も映像化されることはなくなったのでした。

1987~1988年

「コマンドポリス」の企画が提出された時は、原田監督とは別の方が監督候補に上りましたが コマンドポリスの企画が通った後に降板し、原田監督には1988年4月に正式な依頼がなされました。 なお映画のタイトルの「ガンヘッド」は1987年10月に河森氏によって命名されています。 また1987年の夏の時点でのガンヘッドのデザインを元にプレゼン用の模型が製作され、 1988年度版の東宝の新作ラインアップのパンフレットに写真が掲載されました。 そして1988年11月28日に帝国ホテルで製作発表記者会見が行われ、製作が本格的にスタートします。

1989年

1989年1月25日に特撮パートがクランクインし、同1月28日に本編班が撮影に入りました。 4月30日に両班ともクランクアップ。映画は1989年7月22日に公開され、これに合わせて 関連書籍の発行もおこなわれました。

1989年2月15日 小説「ガンヘッド1 ~銀光の狂獣~」発行
1989年5月25日 小説「ガンヘッド2 ~朱き荒野の狩人~」発行
1989年6月30日 ガンヘッドカタログ 発行
1989年7月1日 小説「ガンヘッド正伝 ~蘇る機神~」発行
1989年7月15日 ゲームブック「ガンヘッド~コンピュータ・クライシス~」発行
1989年8月1日 「ニュータイプ100%コレクション ガンヘッド」・コミック「ガンヘッド」単行本 発行


参考書籍:ニュータイプ100%コレクション ガンヘッド
ガンヘッド1 ~銀光の狂獣~


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